早大学院受験記⑱

いよいよ大本命の推薦入試です。

さすがに親子ともども緊張です。

高校受験は基本親ついて行かないかと思いますがこれはついて行きました。

もしも交通機関でなにかあった場合に備えて。

本人も別に来ていいよって感じだったし。

「あー緊張ではきそう」と珍しい事を。

なので好きな動画見せておきました、電車の中は。気持ちも紛れるしね。

だいぶ早くについたのでマックで休憩。

同じようなご家庭がチラホラ。

お母さんと学生服の組み合わせ。みんな言葉少なめです。

 

さぁ、じゃあ行こうと学院を目指します。

子供はこちらへ、待ってる親御さんは講堂へとの事で私は講堂へ向かいました。

これが失敗だった。

講堂の中めっちゃ静かでなんともいえない緊張感が漂っていてスマホで動画見てる人とかいません。

みなさん静かに座って本や新聞を読んでるか、学院のパンフレット見てるか。

その静けさが居心地悪い。

こんな居心地の悪い思いをするならマックに残って待ってればよかったって思いました。耐えきれなくなったので少し早めに講堂を出てぶらぶら学内を歩いてると面談の終わった様子がうかがえたので向かうと満面の笑顔の息子。

「めっちゃ楽しかったわ~」

あんた大物ね。

まぁ楽しかったと言える面談が出来たのならたとえダメでも悔いはないね、と帰路につきました。

が、夜塾から帰ってくると一転

「いやーあれダメな気がする。そんな色々難しい事聞かれなかったもん。雑談で終わったもん。そんなんじゃダメなんだよきっと」とネガティブに。

発表までの時間のアップダウンはしょうがないですね。

これがテストなら手ごたえなど判断材料があるけれど面接じゃあね。

 

今まで発表の日は学校に行ってましたが今回はオンラインで1.2限目出席。

何もせず家にいるのも耐えきれないですからね。

私も在宅で仕事しながらも気もそぞろ。

いざ発表の時間、息子一人でパソコンに向き合い背中越しに

「うぉ~~~~~~~!!!!!」と奇声が聞こえてきました。合格です。

ちょっとふわふわして何をすればいいやら。

でもまずは父に連絡。そして学校に連絡。そのまま書類の受け取りに行かねばなりません。いや~うれしかったなぁあの日は。

石神井にはこれから学友となるお子様達がわらわらと。

書類を受け取って帰りに最初に息子に早稲田を目指せと言ってくれた塾の先生の所へいきました。

「え?うかったの?マジで?おめでと~やったじゃん!いやぁ受けろとは言ったけど本当に受かるとは思わなかった」だそうです(笑)

でも毎日自習室に通ってた姿やよく質問に来ていた姿を見ていて下さったのでお前なら学院でもちゃんとやっていけるよ、と言って頂けました。

もうこの先生のおかげです。本当に。

翌日通ってる校舎に行って今後どうするか話したようです。

この時点で難関と指定されてる学校は3つ受けてるので終了でいいよ、と言われましたが本庄受けたいと。

ここまで頑張ってきた実力を試したいと。

これで落ちてもショック受けるなよ?と言われながら本庄だけ受ける事にしました。

学校の先生も「えーまだ受けるの?もういいじゃんwww」って言ったようです。

担任の先生とってもとっても喜んでくれました。

 

という事でもう塾も来なくていいよって言われたのにまだ続きます。

でもやっぱり決まってるから気持ちが緩んではいましたね~。

 

早大学院受験記⑰

冬休みが終わるといよいよ受験が始まります。

スタートは併願校から。

確約は頂いてますし、成績的にも余裕ですがここは是非3年間の学費免除を勝ち取って頂きたい。

一度も見学に行かなかった高校で、万が一を考えたら一度は行った方がいいよ、と何度か言いましたが本人が「大丈夫、ここに行く事はない」と言い張るので。

中学校から受ける子もたくさんいたので一緒に連れていってもらったようです。

帰りもみんなで話しながら駅まで歩いたからめっちゃ時間かかったわ~とだいぶ遅い時間に帰宅しました。5科目だったし。

「余裕~」との事。

そして実際3年間免除と入学金免除だったのでもし行く場合の振込金額15000円ぐらいでした。PTAなんとか費の。

 

専松、昭和秀英と続きます。

どちらも合格。となると早稲田、明治がダメだった場合どこに行く?

併願校には学費免除というおまけがあります。

学力的には昭和秀英

じゃあ専松は捨てだね、って思いきや「えーでも専松サッカー強いしなぁ~」

っておい!

学校として昭和秀英いまいちとか言い出して。じゃあなんで受けたん?

「え、練習。そこそこの学校受かってた方が気が楽だし、公立と昭和秀英なら昭和秀英でしょ?だから公立ラインは完全に消えたよ。」

サッカー強いけど多分レギュラーは無理ってのは本人もわかってて。

そこに行くって事は大学で早稲田リベンジがかかってるって事なんだからやっぱり昭和秀英じゃない?って事で抑えの金額は昭和秀英のみ支払い。

ここで言い出したのがもしも明治受かっても昭和秀英でいい?です。

 

いやいや、明治行きなよ。いい学校だって散々話したじゃん。

「明中に行ったら大学はもう明治でしょ。でもやっぱりそこは早稲田に行きたい。大学でチャレンジしたい。ここで決めちゃうのもったいない。俺もっと勉強するし」

君が思ってるほど大学受験甘くないよ?

昭和秀英行ったって明治受かる保証もないし。

とまぁ色々思うところはありましたが。金銭的にもね。だって大学受験ないなら私立でいいよって話だったし。

が、彼のここでもう大学を決めたくないっていう気持ちもわかる。

とりあえずこの件は全て終わるまで保留。明中だって落ちるかもしれないもんね。

早大学院受験記⑯

12月に入るとweb出願が始まります。

この辺りは親の頑張りどころですね。

ちなみに学院の自己推薦の面接の順番はこのweb出願の順番です。

調書は何度も書き直してかなり時間を使ってました。

塾からは推薦は受からないと思って受けて下さい、と言われていたのでその準備にかける時間勉強した方がよくない?って正直思ってましたがw

親も活動記録報告書の作成があります。

クラブチームがそこそこ強かったのでその成績と漢検、英検準2級ぐらいしか書くこともありませんでしたが1文字でも間違えたら書き直しですし、これは先生に書いて頂く調書と一緒に校長印をもらってそのまま封をされて中学校から渡されるので受けるつもりのある方は早めに準備しておくことをお勧めします。

 

子供が用意する調書は中学校の印などは不要なので郵送するまでに完成すれば大丈夫です。一度中学校にも提出しましたがその後も推敲を重ねて書きあがったのはギリギリでした。

うちはそれはもう目を通すことなく。

誤字脱字も全て自分の責任だからね、と言い渡して封をしました。

やっぱり見たら口を出してしまいそうでしたし、それを元に30分もの面談を一人で受けるのだから彼自身が熟考して作成した調書じゃないと面談でとっさの返しが出来ないと思ったので。

書類の送付期間は限定されているのでここはよく注意の上事前に土日発送の可能な郵便局を調べておいてください。

 

塾では3回ほど面接の練習をして頂きました。冬期講習の始まる前に早く行った時間や、居残り時間で。

そしてこの冬期講習は理社を捨て完全に3科目に絞り勉強してました。

5科目受験あるけど。

元々社会は得意というか趣味みたいなものであまり心配要素はなく。

問題は理科かな、と。

ただ先生曰く5科目受験校も最難関校はいざしらず昭和秀英や市川では理社じゃ差がつかない、3科勝負です、というのでもうそこは言いなりで。

とにかくずっと勉強してた気がします。

年末年始もお正月特訓でしたし。

冬期講習はお昼のお弁当をもって塾にいき、そのまま残って夜も自習室でやる日は少しでも温かい物を食べさせたくて出来てたてを保温バッグに入れて届けてましたね。

お弁当を渡す為だけに往復1時間。

受験生の親って大変ですねぇ・・・・

でもこれぐらいしかできる事ないですから。

とにかく体調を崩さないように、しっかり食べてしっかり寝る。それだけに気を配ってました。

 

 

早大学院受験記⑮

9月の学校説明会は一度中止になったものの10月に学校見学会が開催されて息子と二人で行ってきました。

前回は人気のない学院でしたが今回は時間単位で人数制限はありましたがにぎやかな見学となりました。

各教室も入る事ができ、一通りめぐって息子が発したセリフが

「ここを俺の母校にします」

でした。ますます学院への想いを募らせたようです。

明中も説明会が開催されたのでこちらは父と一緒に行きましたが父も明中いいね~と。

帰りに二人で湯島天神によってきたそうです。

いよいよ受験が近づいてきた感じがしましたね、学校見学で。

 

学校の最後の面談で受験校確認。

第一希望変わらず。

「正直厳しくないですか?」と担任。

「そうですね、厳しいです。模試でも合格可能圏になったのは1度だけです」

「でも変えません。第一希望は行ける学校じゃなくて行きたい学校にします。」と息子の強い意思を聞いて担任も

「わかった。じゃあたくさん受けるみたいだけど用意はちゃんとするから任せて」と言って下さいました。

この時点で最終内申41。美術はあがらないままでした。

学院には自己推薦もあります。内申40以上で出せます。

息子はなんせ第一希望ですから自己推薦も出したいと担任に話しました。

「わかりました。いい事いっぱい書きますね!」と言って頂き最終面談終了。

この時提出した受験校一覧(他の生徒さんより多かったので表にしてもっていきました)

併願確約1校

専松

昭和秀英

学院(自己推薦・一般)

本庄

明中

学校で一番多かったと思います。ここからが親の正念場。

提出日程の確認、書類の到着日の確認などなど気の抜けない日々が始まります。

 

塾にも学院の自己推薦の事は話しておきました。最終面談で。

他にも推薦受ける子がいるので冬期講習中に面接の練習をしてくれるとの事でした。

学院の調書はとっても書くことが多いのですぐに取り掛かって早急に見せて下さいと。

この面談がどちらも11月の頭かな?

学院の自己推薦は最初から頭にあって。どんな事を書くのか日々考えておくようにとは話してました。また書き方の勉強には日経新聞がいいとの父の助言で中二の終わりぐらいから日経に変えて毎朝読んでから学校に行くようにしてました。

気になる記事は自分で切り抜いてスクラップも作ってたようで。

新聞読むようになってから色んなことへの興味が一段と広がったようで受験に関係なくいい習慣だったと思います。

早大学院受験記⑭

駿台模試で55以上を一度でも取れたら受けるべき、というのがうちの塾の判断基準でした。55で合格する子が50%だったので。

そこ超えられないと学院は厳しい、と。

9月の駿台で62を出し本人も自信をつけました。今までずっと再考だった学院が合格可能圏です。

もしかしてもしかするかも?とこの結果を見て親もテンション上がりました。

当然塾もこれなら、と早稲田三兄妹全部受けようと息子をそそのかします。

本庄は受かった所で通えないけど受験会場が大学なので学院の練習になるから、と受けるつもりでいましたが実業は受けない予定だったのです。だってうちは明中も受けるから4連チャン受験になってしまいます。

息子と受験で言い合いになったのはこの件に関してだけ。

俺は最終が早稲田につながって欲しいから実業も受けて可能性を上げたい、という息子に対し、通える範囲で募集人数的にも小論があって君に有利(小論得意系男子)なのも学院なのに3連チャンの最後で一番頭も体も疲弊した状態で第一希望に臨むのは受かる確率をかえって下げる、という母。

一件確率が上がるように見える3回の挑戦は数字のマジックだし、塾は君が第一希望に受かる事よりたくさん難関校に受かる事が優先なんだよ。

お互いの最優先事項は同じようでいてずれている。よく考えて。

と言い渡しその後実業について触れることはなかったので塾との最終面談でも実業は受けません、と言いました。

実はその面談前最後の駿台模試でまた急降下してだいぶ厳しい戦いだな~という所だったのもあって先生も無理にとは言わなかったようです。それでも国語だけは塾内でも上位でした。

塾からは滑り止め(確約併願)の他に早稲田がダメだった場合大学での早稲田合格者が多い私立を受けた方がいいのじゃないかと進められました。

その時点で専松を受ける予定でしたが先生に「彼は専松行ったらサッカーやっちゃって勉強はしないと思います」と言われており、それは親も思ってたけど別に早稲田に拘ってるの本人だから本人がそこで勉強しないんならしょうがなくね?と思ってましたが息子は違ったようで。

昭和秀英か市川を受ける、と言い出します。5科目受験なのに。理社捨てて3科目受講に切り替えたのに。

 

早大学院受験記⑬

受験の総本山夏休みに一体どんな勉強をしていたのか。

塾に丸投げだったので知りません。

夏休みから最難関のクラスに移動で一段と遠くなり、通う時間も勿体ないような気もしましたがその行き帰りの過ごし方も含めて本人次第というか。

高校受験は親が管理して口出す場面はあまりないような気がします。

ってか自分で管理出来ないと難関校に受かった所でついていけないような。

朝も自分で早くに起きて勉強スタートしてたので健康面と栄養面だけ気にして後はもう塾にお任せで。

夏休み明けぐらいだったかなぁ?中三になって2度目の塾の面談で受験スケジュール確認がありまして。

今までもあったけどもうちょっと具体的にこの日はどこ受ける?この日は?

慶応志木の1次受かったら学院受ける?志木の2次受ける?的な。

2月頭空いてるから立教受けておいて感覚鈍らせないように、だのペラペラ話す先生の言葉を聞き流して終了www

この時期は適当に聞き流してていいのです。

実際そんな全部うけないから~と思いながら。

まぁ実績出さないといけないですからね。割引してもらっている以上塾にある程度の恩義もありますが言いなりになって受験したら親も子も疲弊します。

そこら当たりの管理が親の仕事かな、という気もします。

夏休み完全にオフは2日ぐらい。自分でこの日は久しぶりにサッカーに行くと決めた日と友達と遊ぶ日と。

クラブチームですが融通利かせくれていくらでも気分転換においで、と言われていたのでそこはありがたかったです。

でも体力落ちて全然走れなかったらしい。

後はタブレットでお昼休憩などの時にはゲームやったりもしてたかなぁ。

どうしてもタブレットを手にするとずるずると時間を使いがちでそこは気になりましたが時間制限はつけていたので様子をみつつ。

いよいよ夏休みも終わり、自分でタブレットを封印しました。

LINEもインスタも使わないとなると人と連絡も取れませんが、イツメンはガラケーで連絡するし、それ以外の人は別に受験終わるまでわざわざ連絡できなくてもいい、と。

そして9月の駿台模試でようやく結果が出ます。

早大学院受験記⑫

夏休み入ってすぐに明中も見学に行きました。

こちらは中には入れないと思ったので本当に外から見てパンフレット貰うだけのつもりだったので息子もがっつり派手なTシャツで行ったらまさかの中まで入れちゃって。

しかも職員の方か、先生かわかりませんがサッカーやるならサッカー部は大学の方まで行ってグラウンド借りてます、とか進学の状況とか丁寧に教えて下って。

帰りの守衛さんも

「ここはとってもいい学校だよ!ご縁があるといいね!」と声をかけてくれて母的にはとっても好印象。

都内なのでグラウンドは狭いけど距離的にも時間的にも通いやすいし。

この日も御茶ノ水で降りて大学も見に行ったけど御茶ノ水だとビルなので息子的にあまり響かなかったようで。行くキャンパス間違えたなって思ったけど。

ついでに中央大学付属も行こうかと思いましたが本人が乗り気じゃなかったので帰宅。

いつ学校説明会が開催されるかわからない時期だったので先に行っておいてよかったです。親はどっちも素晴らしい学校でどっちも行けたらいいなぁと思う学校でした。(雰囲気は)でも息子は静かに早稲田への想いを強くしていたようです。

夏休みは毎日12時間、最低10時間(塾込み)勉強すると宣言し、実際やってました。朝から授業受けて自習室にも残ってやっと帰ってきたと思ったらご飯食べてまた勉強。

夏休み前に勉強場所をリビングにしたいと言われ。

でもダイニングテーブル占領されると色々困るのでダイニングに続くような置き方でリビング用に机買いました。その間彼の勉強机を母の在宅用の机にして。

彼がリビングを占領する=テレビも見られない

母はイヤホンと携帯でアメリカドラマにのめり込むのでした。

 

模試の結果は記憶がおぼろげだけどまぁ普通。

V模擬を1回だけ受けたけど69だったかなぁ。

あぁV模擬でも70いかなかったなぁ~大丈夫かな~って思ったから。

完全に私立受験だったのでV模擬はこの後うけてないです。

塾で申し込まれてるから本当は受けるスケジュールだったけどあまり私立向きではない

模試の為に1日潰れるのがもったいないというので。

ちょっと他の結果が覚えてないけど。

でもとにかく夏は頑張ってた。なので自習室行くから送迎して、とか夕飯もってきて、とかできる事はこっちも全部対応して。

後はただアメリカのドラマ見てましたwww