早大学院受験記⑭

駿台模試で55以上を一度でも取れたら受けるべき、というのがうちの塾の判断基準でした。55で合格する子が50%だったので。

そこ超えられないと学院は厳しい、と。

9月の駿台で62を出し本人も自信をつけました。今までずっと再考だった学院が合格可能圏です。

もしかしてもしかするかも?とこの結果を見て親もテンション上がりました。

当然塾もこれなら、と早稲田三兄妹全部受けようと息子をそそのかします。

本庄は受かった所で通えないけど受験会場が大学なので学院の練習になるから、と受けるつもりでいましたが実業は受けない予定だったのです。だってうちは明中も受けるから4連チャン受験になってしまいます。

息子と受験で言い合いになったのはこの件に関してだけ。

俺は最終が早稲田につながって欲しいから実業も受けて可能性を上げたい、という息子に対し、通える範囲で募集人数的にも小論があって君に有利(小論得意系男子)なのも学院なのに3連チャンの最後で一番頭も体も疲弊した状態で第一希望に臨むのは受かる確率をかえって下げる、という母。

一件確率が上がるように見える3回の挑戦は数字のマジックだし、塾は君が第一希望に受かる事よりたくさん難関校に受かる事が優先なんだよ。

お互いの最優先事項は同じようでいてずれている。よく考えて。

と言い渡しその後実業について触れることはなかったので塾との最終面談でも実業は受けません、と言いました。

実はその面談前最後の駿台模試でまた急降下してだいぶ厳しい戦いだな~という所だったのもあって先生も無理にとは言わなかったようです。それでも国語だけは塾内でも上位でした。

塾からは滑り止め(確約併願)の他に早稲田がダメだった場合大学での早稲田合格者が多い私立を受けた方がいいのじゃないかと進められました。

その時点で専松を受ける予定でしたが先生に「彼は専松行ったらサッカーやっちゃって勉強はしないと思います」と言われており、それは親も思ってたけど別に早稲田に拘ってるの本人だから本人がそこで勉強しないんならしょうがなくね?と思ってましたが息子は違ったようで。

昭和秀英か市川を受ける、と言い出します。5科目受験なのに。理社捨てて3科目受講に切り替えたのに。