早大学院受験記⑧

なぜに早大学院なのか?

「え、だって俺慶応ってキャラじゃないし」

(おーさすが親子、考える事一緒)

「学院ってさ~色んな事が出来る学校なんだよ。研究費とか助成金とかもめっちゃ出てるんだよ」

どうやら塾にはいろいろな高校の特徴が張り出してあるようで。

それを見たり大好きな先生に「お前は早大学院が向いてるよ」って言われたのもあって第一希望に決めたようです。

でも正直全然遠い。成績が。ですがこのタイミングで以前一度話に出た難関コースへのお誘いが正式に来るのです。

「先生が学院を第一希望にするなら難関コースに推薦してくれるって。冬期講習で試してみてついていけないなら戻ってきていいって。やってみたいんだけど」

丁度模試が68~70を続けて出していて。冬期講習の回数は同じだからじゃあやってみればという事でまたちょっと遠い校舎まで行く事になりました。

 

難関コース初日の感想

「めっちゃ良かった」

何が良かったって普通コースみたいに喋る子がいないと。みんな静かに勉強をしに来てるって空気を感じるし、スピードも速いからしっかり聞いてないと置いて行かれるから集中できた、と。

冬期講習が終わった段階で今後の教室を変えるかどうかを決めるのですが難関コースにすると通塾日が増えます。1回の授業で一科目を通しで2時間なので今までの3科目週2理社週1の通塾が3科目週3理社週1に増えます。しかも増えるのが土曜日。

土曜は試合が遠い場所で入る事も多いけど英語なので今までみたいに簡単に休んだり振替したりも出来ないよ、という事も伝えて本人の意思を確認するとそれでも難関コースでやりたいとのこと。

じゃあやってみれば、という事で3科目は難関コースへ、理社は今までの校舎へ、という変則がスタートしたのが中二の3学期でした。

 

3学期に学校で2者面談がありまして。通常は年1回なのですがコロナ禍で子供達の精神的なケアという事で2回目の面談でした。

ウチはメンタルの安定した子なので主に成績の話で。

第一希望に関しては親的には成績の乖離が大きすぎて外では言えないって思ってましたが本人はさっさと担任にも話していたようで。

早大学院に行きたいと聞きました。目標もって頑張るのは立派ですね」と。

「ただテストの結果を見てももっと取れるだろうと。もっと努力の余地があるだろう、と思ってるので目標を持った事でそこが改善されると更に伸びると思います」との事だったので塾で難関コースへ推薦してもらって3学期からそこへ通ってる事を話しておきました。私としては難関コースがすごいって事ではなく、サッカーの曜日に被るので今まで週4だったサッカーが週3になり更に土曜日も行けない日も出てくるだろうに塾を選んだ事が大きな事で。

その意味を先生もわかってくれていて「彼がサッカーより塾を選んだのなら本当にやるかもしれませんね」と言ってくれました。